オオバヨメナ(大葉嫁菜)

Kalimeris miquelianus


オオバヨメナ

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨメナ属
     新分類ではヨメナ属は(Aster)

  • 特徴

  •  草丈35〜90cmの多年草。
     茎は細く直立し、無毛かやや毛を散生する。
     根出葉の葉身は卵心形で、長さ4〜9cm、幅3.5〜6cm。先は鋭頭〜鋭尖頭、両面に多少毛があり、縁には大きな鋸歯がある。長い葉柄があり、葉柄に翼はない。
     頭花は長い柄の先につき、白色で径2.2〜2.5cm。総苞は半球形、総苞片は2列、披針形で縁に微毛がある。
     果実(痩果)は長楕円形で長さ4〜4.5mm、冠毛は長さ0.5〜1.5mmと長さは不揃い。

  • 分布・生育地

  •  四国、九州  山地のやや湿った林下

  • 花期
  • :   8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年9月12日  宮崎県西臼杵郡
     中・花、下左・総苞    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  四国や九州に分布し、株にはいろいろな所で出合ったが、花期に巡り合えていなかった。
     9月、宮崎県のある山に出かけた際、以前近くの谷で株を見ていたので立ち寄ってみると、残念ながらほぼ終わりの状態だった。
     標高の高い場所ならまだ大丈夫ではないかと思い直して登ると、期待通りまずまずの状態で残っていた。
     茎が細いうえに葉柄も長く、花もややまばらにつくので、何となくひ弱な感じのする花だ。

    葉

    同じ科の仲間の花
花

総苞