オオガンクビソウ(大雁首草)

Carpesium macrocephalum


オオガンクビソウ

  • 科名・属名
  • : キク科 ガンクビソウ属

  • 特徴

  •  草丈約1mの多年草。
     茎はよく分枝し、縮れた短毛がある。
     根出葉は花時には枯れ、下部の葉は狭倒卵形〜広卵形で、長さ30〜40cm、幅10〜13cm。基部はくさび形に葉柄に流れ、縁には不揃いな重鋸歯がある。上部の葉は小さい。
     頭花は枝先につき、黄色で径2.5〜3.5cmと大きい。基部には線形〜披針形の葉状の苞葉が多数輪生する。
     総苞は椀状で、長さ0.8〜1cm、外片は葉状の苞葉と区別がつきにくい。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     林下の湿り気のある場所

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年9月4日 東京都高尾山
     下・花 1999年8月22日  同 上

  • 撮影記

  •  植物写真を始めた時、参考にしていた富成忠夫さんの「春〜秋の花」シリーズに、高尾山のこの花が掲載されていた。
     パッとしないガンクビソウの仲間のなかで、迫力ある大きな頭花のこの花にあこがれ、色々情報が集め夏の終わりのある日撮影に出かけた。
     この辺りと思う場所に着き探すものの見つからない。やっと花を見つけたが、大きい花というイメージが強すぎ、うつむき加減に咲く花が目に入らなかったのだ。想像通りの大きく立派な花だった。

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