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- 科名・属名 : キク科 ハルシャギク属
- 特徴 :
草丈30〜70cmの多年草。逸出帰化。
茎は無毛か開出毛がある。
葉は対生(一部互生)し、根出葉は花時にも残り、長い柄があり3〜5小葉からなる。茎葉は狭倒披針形で、両面とも長い毛がある。
頭花は径5〜7cm。舌状花と筒状花は燈黄色で、花冠の先は細かく歯状に4〜5裂する。総苞片は2列、総苞外片は8〜10個、草質で開出する。内片は約8個、膜質。
果実(痩果)は扁平、楕円形で黒く、翼がある。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(北アメリカ原産)(ほぼ全国的に逸出帰化) (国外:世界各地に帰化) 河川敷、道端、海岸
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年6月3日 東京都日野市 中上・全体2 2022年5月25日 栃木県宇都宮市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2014年5月31日 神奈川県川崎市 左下・総苞 同 上 右下・根出葉 2022年5月25日 栃木県宇都宮市
- 撮影記 :
四国の宿でTVを見ていたところ、中国地方のある県の川でこの花がお花畑化し、観光名所となっているとのニュースを目にした。
帰化種の花でも一面に咲けば確かに綺麗であるが、自然植生を脅かしていることを考えれば、駆除すべきではないかと憤慨した記憶がある。
その後この花は特定外来生物に指定され、栽培や移動が禁止されたので、現在は駆除に努めているとは思うが。
他にも「コスモス街道」など安易に外来種を植え観光名所化を図る行為があるが、一考すべきではないだろうか。
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