オオウサギギク(大兎菊)Arnica sachalinensis |
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草丈30〜50cmの多年草。 茎は直立し中部より上で分枝し、無毛。 葉は下部のものは開花時枯れ、茎葉は披針形で、長さ9〜13cm。先は尖り、縁には鋭鋸歯があり、基部は短い鞘となって茎を抱く。 頭花は3〜5個つき、黄色で径5〜6cm。総苞は半球形で、密に短毛がある。 北海道 亜高山の草地 2009年8月22日 北海道 中 同 上 下左・花、下右・葉 同 上 この花の存在も生育地もずっと以前から承知していたにもかかわらず、出かけるのは結構難儀な場所のため見送りになっていた。その後比較的容易に近づける別ルートが開かれたと知り、2009年夏、チャレンジすることになった。 気圧の谷の接近で前日は雨、当日もどんよりとした曇り、今にも降り出しそうな天気に、先を急いでただひたすら登った。 幸い?なことに登山道沿いに花は少なく、一気に高度を稼げる。林下を抜けチシマザサに覆われた草地の登りとなった。天候は回復し青空が顔を出したてたが、稜線付近は強風で飛ばされそうだった。 そんなササに隠れるようにこの花が咲いていた。しかし、多くが蕾で咲いている株は少なく、お目当ての花に会えたにもかかわらず、少し残念だった。 同じ科の仲間の花 |
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