サケバコウゾリナ(裂葉髪剃菜)

Blumea laciniata


サケバコウゾリナ

  • 科名・属名
  • : キク科 ツルハグマ属

  • 特徴

  •  草丈80〜110cmの1年草。
     茎は直立し、上部で分枝し、全体に粉状の微毛がある。
     葉は長楕円形で互生し、長さ14〜20cm、幅5〜7cm。頭大羽裂し、両面とも有毛。上部の葉は段々小さくなる。
     花は散房状または円錐状に多数つき、黄色で径3.5〜4mm。花梗は長さ1〜2.5cmで柔らかい毛が密にある。。

  • 分布・生育地

  •  九州(トカラ列島以南)〜沖縄
     山地の道端

  • 花期
  • : 2〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年3月27日 沖縄県西表島
     中 2004年3月25日  同 上
     下 2005年5月3日 鹿児島県屋久島

  • 撮影記

  •  根元の葉の鋸歯が不規則に大きく裂けているのが特徴のこの花、上の写真のように典型的なものはすぐにわかる。
     しかし、葉は深裂するものの、花の咲き方も色も異なる花も同じとしていいのかどうか迷ってしまう。
     今でも不明種として載せたいくらいであるが、ふと見かけた台湾のサイトがこういう感じの花も同種としていたので、はっきりしないものの一応本種とした。
     南方の花は参考図書が少なく、植物図鑑だけでなくネットでも該当しそうな属の学名で検索をかけたりするが、写真もないものが多くわからないことが多い。外国の文献の記述だけではなおさらだ。この花、もし名前が違っていたら教えて欲しい。

    同じ科の仲間の花
花

葉