サンベサワアザミ(三瓶沢薊)

Cirsium tenuisquamatum


サンベサワアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     根出葉は花時でも枯れず、狭楕円形で長さ25〜50cm、幅12〜20cm。質は薄く粉白を帯びた緑色で、羽状中裂し、小刺針が少ない。
     頭花は点頭し、紅紫色で長さ21〜22mm。総苞は幅2〜3cm、総苞片は線形で薄く、先は開出し、クモ毛がある。頭花の基部に2〜3枚に苞葉がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(島根、広島県)  川岸

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月17日 広島県山県郡
     中・花序   同 上
     下左・総苞、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  島根県の三瓶山出かけた時、この地の名前をもつこのアザミを探した。
     事前の情報では三瓶山にはなく、周辺の水路の際にあるということで探したが、区画整理が行われたようで、それらしきアザミの姿は見られなかった。
     ならば広島県で撮影をと、2週間後花仲間の案内で広島の自生地に向かった。
     残念ながら朝から激しい雨、やっとのことで数本が並び下向きに咲くイメージ通りの花を撮影できた。

    葉

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花序

総苞