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- 科名・属名 : キク科 シオン属
注.APG分類では、学名(Aster rugulosus var. rugulosus)
- 特徴 :
草丈50〜60cmの多年草。
茎は細く、ほとんど分枝せず直立する。
葉は下部のものは線状披針形、長い柄を含み長さ7〜17cm、幅1.5cm。中部の葉は、長さ7〜10cm、幅0.9〜1.2cm、柄は短いか無い。葉の質はやや硬く、縁に硬い毛があってざらつく。
頭花は少なく径約2.7cm、長い柄がある。舌状花は1列で、白色のちに紅紫色を帯び、筒状花はの花冠は、長さ6〜7.5mm。
そう果は倒披針状長楕円形でやや円く、長さ約3mm。冠毛は汚白色で、長さ約4mm。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:日本固有) 日当たりのいい酸性の湿地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1997年9月7日 茨城県西茨城郡 中上・全体2 1993年9月12日 静岡県富士宮市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 1994年10月1日 茨城県西茨城郡 中下・帯紅紫色花 2015年10月13日 宮崎県児湯郡 左下・総苞 2017年9月25日 愛知県岡崎市 右上・葉 同 上
- 撮影記 :
低地の日当りのいい湿地でやや疎らに花をつけ、草丈が高いキクを見かけたら、まずこの花と思っていい。
日当たりのいい明るいやや貧栄養の酸性の湿地が好みのようで、どの湿地でも見られるわけではなく、産地は点在している。
花は白色であるが、末期になると中下の写真のように紅紫色を帯びることが多く、葉の細いことも特徴の一つである。
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