セイタカアワダチソウ(背高泡(粟)立草)

Solidago altissima


セイタカアワダチソウ1

  • 科名・属名
  • : キク科 アキノキリンソウ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2.5mの多年草。帰化。
     地下茎を伸ばして増え、茎や葉に短毛があってざらざらする。
     葉は多数つき、披針形で長さ6〜13cm、幅1〜2cm。先は鋭頭で3脈が目立つ。
     頭花は枝先に大きな円錐花序となり、黄色で径約6mmの小さな花を多数つける。総苞は長さ3〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(北アメリカ原産) 川原、土手、荒地

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年10月19日 静岡県静岡市
     下 2005年10月8日 東京都日野市

  • 撮影記

  •  戦前、観賞用に栽培されていたものが、戦後全国に帰化し、川原や荒地に大群落を作っている。
     十数年前の晩秋の夕方、新大阪駅からのJRの車窓から何の気なしに外を眺めていると、大阪駅手前の淀川で、大群落をなすこの花に出会った。
     夕日に横から照らされ橙色になった花穂は風に揺れ、素晴らしいというよりも言いようのない侘しさを感じた。晩秋という時期に加え、心の揺れもあったのだろうか。
     その後も何度か同じ頃、同じ時間に通りかかり、またあの雰囲気を味わいたいと思ったが叶わなかった。群落が小さくなっている感じも受けた。
     ここに限らず、猛威をふるっていたこの花の勢いが、全国的にも衰えているような気がする。

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セイタカアワダチソウ2