セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)

Achillea millefolium


セイヨウノコギリソウ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ノコギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。逸出帰化。
     地下茎は横に伸びて新苗をつくり、茎には縮れた軟毛がある。
     葉は中部につくものは無柄で、長楕円形〜線状楕円形で長さ6〜9cm、2〜3回羽状に深〜全裂する。
     頭花は多数集まってつき、舌状花は白色〜淡紅色。総苞片は3列で覆瓦状に並ぶ。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)  草地

  • 花期
  • :  6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年7月20日  長野県志賀高原
     中 2009年6月13日  熊本県阿蘇
     下右上・白花    同  上
     下左下・赤花 2014年7月9日  北海道知床半島
     下左・葉 2009年6月13日  熊本県阿蘇

  • 撮影記

  •  志賀高原を歩いていると目に入ったノコギリソウ、葉が細かく裂けているので本種だろうと思ったが、2000mを超える高さに帰化種のこの花がと、半信半疑で証拠程度に撮影した。
     家で図鑑を調べると、帰化種にもかかわらず結構高いところにも生育しているとあり、やっぱりと思うと同時に、もう少ししっかり撮影しておけばよかったと反省しきりだった。
     6月の阿蘇では、気の早いアソノコギリソウも咲き出していたが、ニンジンの葉のように細かく切れ込んだこの花が大部分だった。
     以前の反省を元に、今度は花も葉もしっかり撮影した。

    葉

    同じ科の仲間の花
セイヨウノコギリソウ2

花・白

花・淡紅色