コケセンボンギクモドキ(苔千本菊擬)(仮称)Lagenophora sp. |
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草丈5〜10cmの多年草。帰化。 茎は細く、分枝しない。 根出葉はロゼット状で平開し、広卵形〜三角状卵形で長さ1〜3cm。両面に軟毛があり、基部は急に細まって翼のある葉柄となる。茎葉は小さく倒卵形。 頭花は茎頂に単生し、径約7mm、総苞は半球形。外側の舌状花は白色。 コケセンボンギク(自生)に似るが、葉の基部が急に狭まって翼になることが異なる。 学名は不明であるが、「沖縄植物野外活用図鑑」でこの仮称をつけて載せられている。 帰化(アジア〜オセアニア原産?) 沖縄 やや湿った草地、道端 2006年2月5日 沖縄県国頭郡 下 2004年3月5日 沖縄県島尻郡 沖縄本島の道路端の法面でこの花を見つけたとき、「何でコケセンボンギクがこんな所に」と思った。この花は南西諸島と宮島に分布する希少種で、こんな手の入ったような場所にはないものと思っていた。 疑問のままだったが、「沖縄植物野外活用図鑑」でこの花を見つけた。コケセンボンギクに似た帰化植物で、コケセンボンギクモドキ(仮称)とされていた。 この図鑑も発刊されてから大分時間が経っているので、学名や特徴など詳細をネットなどでチェックしたがわからなかった。 確かに他の図鑑などで見ると葉の形が違うが、外見上それ以外はあまり違わない。 その後沖縄各地で見たが、どう考えても帰化植物が入り込まないような山奥の沢で見た株も、葉の形はこのスプーン形で、ますますわからなくなっている。 同じ科の仲間の花 |