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- 科名・属名 : キク科 タンポポ属
- 特徴 :
草丈30cm前後になる多年草。
根出葉は多数つき、葉身は羽状中裂〜深裂、中肋が紅くなるものが多い。。
頭花は径5〜6cmで大きく濃黄色。総苞は濃緑色、花時で長さ18〜21mm。総苞外片はで直立してやや開出し反り返らず、花時に総苞の1/2〜2/3を覆う。最外片は長楕円形〜狭卵形、外片の縁が白色を帯びた膜質で、疎らに縁毛がある、先端の角状突起は、長さ1〜3mmで目立つ。
果実(痩果)は褐色で長楕円形。冠毛は長さ約8mm、冠毛の柄は冠毛より長い。
- 分布・生育地 :
北海道(胆振〜根室地方の太平洋側) (国外:千島列島中部) 海岸の草地や礫地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1990年6月23日 北海道根室市 中・全体2 1992年7月5日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花(総苞) 1990年6月23日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
北海道の東部から日高地方の海岸近くの草地に生える大型のタンポポで、高さは30cmくらいになる。
タンポポ属の見分け方は総苞片の形にあり、この花の総苞片は濃緑色で反り返らず、角状突起があるのが特徴である。
国後島や知床半島がはっきり見通せる珍しく好天の夏の日、この花が海を見下ろす崖の上に力強く咲いていた。
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