シライワアザミ(白岩薊)Cirsium akimotoi |
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草丈0.7〜1.8mの多年草。 茎は直立して上部で分枝し、枝は広角的に伸びる。 根出葉は花時には枯れ、茎の下部につく最大の大きさの葉は、卵形〜広卵形で長さ32〜40cm。羽状に深裂し、羽片は7〜10対で鋭い刺がある。 頭花は疎らな総状花序となって点頭し、小花は淡紅紫色で長さ3.5〜4mm。総苞は鐘形〜広筒形で、径8〜15mm。総苞片は8〜10列、斜上あるいは緩やかに反曲する。総苞外片は狭卵形で内片よりやや短く、先端は尾状に伸び、クモ毛はあるが粘らない。 九州(宮崎県) 石灰岩地の林縁、草地 2014年9月12日 宮崎県西臼杵郡 中 同 上 下左・花 2013年10月12日 同 上 下右・葉 同 上 この花を目的に登ってきたが、すでに花はほとんど終わっていた。 わずかに残花をつけた株が何本かあったが、雲一つない好天で直射日光を防ぎようがなく、写真としては不満足なものになった。 宮崎県の石灰岩の山に特産するこのアザミ、分布域が狭く絶滅危惧種とされているが、それよりも、柵で囲われた場所以外は全て鹿に食い尽くされていて、そっちの方がよっぽど心配になった。 同じ科の仲間の花 |
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