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- 科名・属名 : キク科 ミスミグサ(イガコウゾリナ)属
- 特徴 :
草丈60〜120cmの多年草。帰化。
茎は直立または疎らに叉状に分枝し、枝は広角度になり、全株剛毛がある。
根出葉は花時には枯れるか、残存しても放射状にならず、葉身は長楕円形で、長さ8〜20cm。先は鋭頭で基部はくさび形、鈍〜鋭鋸歯縁。表面は白毛があり、裏面は白毛と腺点がある。
頭花は枝先に集合してつき、径約2mm。花は葉状の3個の苞に包まれる。花冠は白色〜紫色、長さ4〜6mm。総苞片は葉状の苞に包まれる。総苞片は三角状披針形で鋭く尖り、緑色で長さ7mm。
果実(痩果)は長さ約3mm、褐色〜灰褐色。
- 分布・生育地 :
帰化(中央〜南アメリカ原産)(沖縄小笠原に帰化) (国外:熱帯アジア域に広く帰化) 空地、道端
- 花期 : 11〜3月(1年中見られる)
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年3月25日 沖縄県西表島 中上・全体2 2019年5月13日 沖縄県石垣島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2004年3月25日 沖縄県西表島 左下・花2 2019年5月13日 沖縄県石垣島 右上・葉、右下・茎 同 上
- 撮影記 :
初めて八重山諸島に出かけた際道路端でこの花を見た。
帰化植物とわかったが図鑑に写真もなく、同行者からこの名前を教わった。
本州では見かけないだけに1カットは抑えて置く必要はあるが、1m以上にもなる草丈に比べ花が極端に小さく、目立たないため撮りづらい花だった。
あまりにパッとしない花に、もっと絵になる株を見つけてからと思ったが、それでもその後もすぐにカメラを向ける気にはならなかった。
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