タイミンガサ(大明傘)Cacalia peltifolia |
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注.APG分類ではコウモリソウ属は(Parasenecio) 草丈1〜1.5mの多年草。 茎は径約4cm程度と太く、上部には縮れた毛が密生する。 葉は普通3個、下部の葉の葉身は円形で、径35〜55cm、9〜14個に切れ込み、縁に不揃いな鋸歯がある。葉柄は長さ35〜65cmと長く、葉身に楯状につく。中部の葉の葉身は円形、径25〜30cm、10〜13個に切れ込み、葉柄は15〜30cmで、葉身に楯状につく。 頭花は大きな円錐花序になり、小花は6個、花冠は初め帯白色ですぐに暗褐色となり、長さ10〜11mm。総苞は筒状、黄緑色で長さ9〜11mm、縮れた毛がある。 果実(痩果)は無毛、長さ6〜8mm。冠毛は汚褐色、長さ約8mm。 本州(北陸〜近畿地方北部) 深山のやや湿った林下 2014年8月30日 石川県白山麓 中、下、全て 同 上 割合に分布範囲の狭い花で、北陸地方〜近畿地方北部に生育している。 楯状につく円形の大きな葉が特徴で、それが和名のタイミンガサ(大明傘)につながっている。 この花を目的に出かけた石川県、金沢駅前でバスを待っていると、偶然、北九州の花仲間から声をかけられびっくりした。 向こうはアザミ類の撮影、私はこの花の撮影で別々の行動となったが、幸先いいスタートで、この花に出合えるという気を強くした。 予想通り、少し湿った浅い沢でこの花の群生に出合った。 花期も早目だったため、新鮮な花の撮影が出来た。 同じ科の仲間の花 |
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