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- 科名・属名 : キク科 アザミ属(タカアザミ節)
- 特徴 :
草丈1〜2(−3)mの2年草。
茎は角ばって太く、直径1cm以上あり、上部で著しく分枝する。
根出葉は花時には枯れ、中部の茎葉は狭楕円形〜広披針形、長さ10〜30cm、幅4〜15cm。羽状に深〜中裂し、裂片は4〜7対、頂裂片は長く尖り、側裂片の間隔は広い。質は草質。
頭花は長い柄の先にぶら下がってつき、下向きに咲く。花冠は紅紫色、長さ17〜22mm、狭筒部は長さ12〜16mm、広筒部の4〜5倍の長さ。総苞は広鐘形〜鐘形、少し紫色を帯びるか緑色、長さ17〜20mm、長さ5〜8mm、クモ毛がある。総苞片は11〜12列、外片は狭卵形、長さ5〜8mm、開出〜短く反り返る。
果実(痩果)は淡褐色、長さ3.5〜4mm。冠毛は白色、長さ13〜23mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(長野県以北) (国外:朝鮮、中国(東北部〜中部)、ロシア(沿海地方〜シベリア)) 河原、休耕田、堤防等やや湿り気のある所
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年9月19日 栃木県渡良瀬遊水地 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花、総苞1 同 上 中下・花、総苞2 2020年10月7日 栃木県佐野市 左下・冠毛、右下・茎葉 同 上
- 撮影記 :
背の高いアザミが、垂れ下がった花柄の先に下を向いた花を咲かせていた。
名前は知っていたが見るのは初めて、名前のとおり草丈の高いアザミだった。
長野県以北に分布するアザミで、やや湿り気のある場所に生えるようで、渡良瀬遊水地でも休耕田の端で花をつけていた。
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