タカサゴソウ(高砂草)

Ixeris chinensis ssp. strigosa


タカサゴソウ

  • 科名・属名
  • : キク科 ニガナ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     根生葉は披針形で、長さ8〜24cm、羽状に裂けるものや全縁まで変化は多い。茎葉は互生し、基部は茎を抱く。
     頭花は数個つき、白色で紫色を帯び、径2〜2.5cm。小花は23〜27個。総苞は長さ約1cm。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州
     日当たりのいい乾いた草地、丘陵

  • 花期
  • : 4〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年5月10日 山口県秋吉台
     中・花  同 上
     下・花 2005年6月5日 長野県上田市

  • 撮影記

  •  秋吉台ではわずかしか見られなかったこの花が、台地から外れた道路際の芝地に群生していた。
     日をさえぎる高い植物がない芝地という人工の条件が生育しやすい環境になり、一斉に花を咲かせたのだろう。
     掘り起こしたり、草刈、野焼きをすると、それまで見つけにくかった花が急に大発生することがある。残念ながら長続きしないことが多いが。
     花は白色〜淡黄色で縁がやや紫色を帯びるのものが多いが、場所によっては一番下の写真のように紫色の濃い花を見ることがあり、別種ではないかと思うほどだ。

    同じ科の仲間の花
花アップ1

花アップ2