タテヤマアザミ(立山薊)

Cirsium otayae


タテヤマアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈60〜150cmのの多年草。
     茎は分枝しないか上部で僅かに分枝する。
     葉は花時には枯れ、茎葉は狭長楕円形で、全縁〜鋸歯縁あるいは羽状に浅裂し、トゲは長さ約2cm。
     頭花は2〜5個または単生し、普通点頭するが時に横向きや斜上する。総苞は鐘形〜椀形で径2〜3cm、紫色を帯びることが多い。総苞片は6〜7列、やや開出または短く反曲する。

  • 分布・生育地

  •  本州(北アルプス北部、頚城山地)
     低山地の上部〜高山帯の草地、林縁

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月7日 長野県白馬岳
     下・花 2008年9月6日 長野県白馬山麓

  • 撮影記

  •  アルプスの高山帯にもいくつかアザミがあり同定が難しいが、地域ごとに分かれているようで、この花は来たアルプスの北部に分布する。
     高山植物で賑わった夏山も9月ともなると花も大きく変わるだけでなく、時にはびっくりするような気候の日がある。
     この花の撮影に訪れた時も、朝起きると一面に霜が降りていて、思わずカレンダーの日付を確かめた。
     ただ、高山帯だけにあるのではなく、山麓部の山地の林縁などでも見かける。

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花