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- 科名・属名 : キク科 ヒイラギギク属
- 特徴 :
高さ1〜3mの小低木。帰化。
茎は径1〜3cm、上部で枝を分ける。若枝と葉には白色の短毛が密にあり、全体が銀白色に見える。
葉は互生し、葉身は長楕円形〜披針形、長さ5〜18cm、幅2〜6cm。先は鈍形〜鋭尖形、基部はくさび形〜鈍形、縁は全縁または浅い歯牙縁。裏面は白色の短毛を密生するが、後に無毛となる。葉柄は長さ約2cm。
頭花は大きな円形の散房花序となって多数つき、花冠は径約1cm、淡灰白色〜淡紅色を帯びる。総苞は卵形〜披針形、長さ約5mm、花柄とともに短毛が密にある。
痩果は長さ約1mmで暗色。冠毛は長さ約4mmで帯白色。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ〜南アメリカ北部原産) 原野、道端
- 花期 : 11〜3月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2017年3月15日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
この花の存在知ったのは「沖縄野外植物活用図鑑」で、和名はこの本の著者の一人である多和田真淳氏の名前がつけられていた。
本では沖縄中部に帰化しているとあったが、その後度々沖縄を訪れたものの、この花を見ることはなかった。
最近帰化域が広がってきたようで、やっと北部の道路端の荒地に咲いているのを撮影することができた。
一見草本のように見えるが小低木とのことで、実際生えていた多くの個体が2mを越す大きなものだった。
最近は図鑑にも記載されてきているが、花期については書かれておらず、文献の撮影月日や私が見た感じから推定してみた。秋の終わりから春にかけての長い間花が見られるようだ。
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