チチコグサ(父子草)

Gnaphalium japonicum


チチコグサ1

  • 科名・属名 : キク科 ハハコグサ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     茎は匐枝を出して増える。
     根出葉は線形で、長さ2.5〜10cm。表面は緑色で、裏面は綿毛があって白く、花時も残る。茎葉は線形。
     頭花は茎頂に密集してつき、総苞は鐘形で、長さ約5mm、総苞片は暗褐赤色を帯びる。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:朝鮮、中国)
     山野の道端や荒地

  • 花期 :  5〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2011年5月6日  愛知県新城市
     中上 1989年5月3日  鹿児島県奄美大島
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1 2011年5月6日  愛知県新城市
     下左・花2 2015年4月12日  鹿児島県屋久島
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     チチコグサの仲間はいくつかの帰化種があり、そのどれもがパッとしない花なので、撮影意欲がわかない。
     過去の記録を検索しても、1点か2点の記録しかなく、何かのついでに撮影したカットばかりだった。
     そのことに気づき、それなりに注意していたところ、愛知県の山村の道端で群生しているこの花に出会った。
     今度はしっかり花のアップも撮影した。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
チチコグサ2

花1

花2