トキンソウ(吐金草)

Centipeda minima


トキンソウ

  • 科名・属名 : キク科 トキンソウ属

  • 特徴 :
     草丈5〜20cmの1年草。
     茎は細く、地を這ってよく分枝し、所々から根を出す。
     葉は互生、葉身はくさび形で長さ7〜20mm、幅3〜6mm。先に3〜5個の鋸歯がある。
     頭花は葉腋につき、緑色の筒状花のみからなり、球形で径3〜4mm。柄はないか1.5mm以下の短い柄がある。総苞片は2列で開出し、長楕円形で同長、縁は狭く透明膜質。
     果実(痩果)は5角柱で先は切形、長さ約1.3m、有毛。冠毛はない。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:アジア、アフリカ、オセアニア、その他北アメリカ、ヨーロッパに帰化)
     庭、道端、畑

  • 花期 :   7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 1997年9月20日  千葉県市原市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序    同  上
     左下・頭花 2018年9月9日  栃木県渡良瀬遊水地
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     将棋で「と金」といえば、相手陣地に入り込んだ駒が「歩」でも「金」に変わるという嬉しいものであるが、畑や道端に生えるトキンソウは邪魔な雑草というしかない。
     ただ葉腋につく筒状花だけからなる緑色の花は、よく見ると小さくて可愛く、花というより果実のようだ。

  • 葉

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花序

頭花