ツクシコウモリ(筑紫蝙蝠)

Cacalia nipponica


ツクシコウモリ1

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     しばしば群生する。
     茎は葉の付け根で稲妻状に曲り、小さい縮れ毛があるか無毛。
     根出葉は開花時には枯れ、中部の葉は腎形で5浅裂し、先は急に尾状になる。葉には3〜5cmの柄がある。
     頭花は1〜7個と少なく、小花は白色で12〜14個。総苞片は7〜8個。

  • 分布・生育地

  •  九州  深山の林下

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月4日 鹿児島県霧島
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中 2003年9月21日 鹿児島県高隈山
     下 1997年10月4日 鹿児島県霧島

  • 撮影記

  •  初めて訪れた霧島、登山道を登り始めると、すぐにこの花が林床を覆って咲いているのに出会った。目的の一つだっただけに早速撮影にとりかかる。
     群生している場所もあちこちにあったが、花期的に少し遅いのか、白色の花の中に終わりかけた褐色の花が混じり、思い通りの写真とならなかった。
     登山道際にはテンナンショウ属の果実が目立った。花期にはどんな種類が見られるのかを想像し、いつか春先に再訪を誓った。

    同じ科の仲間の花
ツクシコウモリ2

花アップ