|
- 科吊・属吊 : キク科 メナモミ属
- 特徴 :
草丈20~70cmの1年草。
茎と枝の上部は、常に2又分枝を繰り返し、枝は上向く。
葉は対生、葉身は卵状長楕円形~卵状三角形、長さ5~14cm、幅3~12cm。先は尖り、縁は上揃いに浅裂し、上揃いな鈊鋸歯がある。両面に密に短毛があり、裏面に腺点がある。
頭花は枝先に円錐花序に多数つき、径1.5~2cm。舌状花は黄色~赤黄色、長さ2~2.5mm、幅が広く、先は3裂する。総苞外片は5個、線形~さじ形、内片とともに柄のある腺が多い。花柄は長さ1~4.5cm、密に短毛があり、時に柄のある腺がつく。
果実(痩果)は長さ約3mm、黒色。無毛で冠毛はない。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方南部)~沖縄 (国外:熱帯~亜熱帯域に広く分布、アメリカに帰化) 道端、林縁
- 花期 : 4~10月(沖縄では通年)
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年3月21日 沖縄県西表島 中上・全体2 2005年4月23日 沖縄県与那国島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2006年3月21日 沖縄県西表島 中下・花、総苞 2019年2月6日 沖縄県島尻郡 左下・総苞外片、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
メナモミの枝が3分枝しながら伸びるのに対し、この花では常に2分枝しかしないほか、葉も短毛が多く、細長く長い毛がないのが特徴である。
南方に分布し、沖縄では道端や林縁などで普通に見ることができるが、もっと目立つ花が多数あり、気をつけていないと見落としやすい。
私自身もよく南の島へ出かけていたが、なかなか出会えなかった。しかし、一度見かけるとその後は色々な場所で目のついた。
同じ科の仲間の花
|