ツルハグマ(蔓白熊)

Blumea riparia


ツルハグマ

  • 科名・属名
  • : キク科 ツルハグマ属

  • 特徴

  •  2〜4mになるつる性の多年草。
     茎は木質化して分枝し、無毛。
     葉は互生し、長楕円形で長さ7〜12cm、幅2〜3。5cm。先は小さく尖り、縁は全縁かわずかに小さな鋸歯があり、両面とも微毛があるか無毛。
     花は枝先に円錐状となってまばらにつき、黄色の半球形で長さ約1cm、両性花と雌花があり、やや下向きに咲く。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(大東島、西表島、与那国島)
     山地の日当たりのいい道端

  • 花期
  • : 2〜4月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年3月18日 沖縄県西表島
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     下・花 2004年3月26日  同 上

  • 撮影記

  •  ハグマの名前は付くものの本土にある○○ハグマとは属が異なり、このツルハグマ属は全て南西諸島の分布となっている。
     そのなかでもこの花は、和名のようにやや蔓状になって他の植物の上に伸び、先端で花茎をあげ下向きの花をつける。花は2月頃から4月頃までだらだら咲いているようだ。
     この属でもややつる状のこんな咲き方はこの花だけであるが、分布する島は限られている。ただ、西表島では林道際などで比較的見かけることが多い。

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花