ツルワダン(蔓わだん)

Ixeris longirostrata


ツルワダン

  • 科名・属名
  • : キク科 タカサゴソウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜30cmの多年草。
     細い根は長い匍匐枝を伸ばし、その先に新しく株を作る。
     葉は花茎が伸びる前はロゼット状に根元に輪生し、根生葉は長倒卵形で、長さ3〜8cm、幅1〜1.5cm。表面は粉白色を帯びて白緑色に見え、基部は葉柄がなく、茎を抱く。
     頭花は茎頂に5〜20個散房状につき、直径1〜1.5cm、舌状花は黄色で多数ある。

  • 分布・生育地

  •  小笠原諸島(固有)  海岸近くの草地

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月29日 東京都小笠原諸島
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  真っ青な海を臨む崖の上の海岸草原、この島固有の植物を探して辺りを見回す。
     目的の花は残念ながら花をつけていなかったが、ふと足元を見ると小さなキク科の黄色の花が目に入った。
     確かこの島の固有種、ただ花期は春と思っていただけに、この時期花が見られるとはラッキーだった。
     つる状の茎と、青みを帯びたロゼット状の葉が印象的だった。

    同じ科の仲間の花
花

葉