チョウジギク(丁字菊)

Arnica mallatopus


チョウジギク

  • 科名・属名
  • : キク科 ウサギギク属

  • 特徴

  •  草丈20〜85cmの多年草。
     葉は対生し、長楕円状披針形で、長さ7〜12cm。縁には細かい鋸歯があり、基部は柄がなく、鞘状になる。
     頭花は茎頂に6〜9個散房状について横向きに咲き、花冠は黄色の筒状花のみからなり、長さ6〜8mm。花柄は長く白毛を密生する。

  • 分布・生育地

  •  本州、四国  深山の湿った斜面

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月8日 長野県白馬岳
     下・花 2008年9月6日  同 上

  • 撮影記

  •  長い花柄に白い毛がびっしり生える姿に似たような花はなく、一目で本種とわかる。
     白馬岳では、夏の花がピークを過ぎ秋の花に切り替わる頃、沢沿いや湿り気のある場所で咲いているのが見られる。この花を見ると夏も終わりだなという感が強い。
     2500mを超えるような場所にも咲いているが、基本的には亜高山帯の花で日本海側を中心に分布し、尾瀬でも見ることができる。

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花アップ