チョウカイアザミ(鳥海薊)Cirsium chokaiense |
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草丈50〜150cmの多年草。 茎は直立し、クモ毛が多い。 根出葉は花時にも枯れずロゼット状、長楕円形で長さ30〜35cm、幅約15cm。先は尾状に尖り、羽状中裂〜深裂し、裂片には欠刻状の歯牙がある。茎葉の基部は茎を抱く。 頭花は下向きに咲き、濃紫色で径5〜6cm。総苞は鐘形濃紫色で、径3〜4cm、長さ1.5〜3cm、クモ毛があって粘る。総苞片は6列で、外片は中・内片より短い。花冠の狭筒部と広筒部はほぼ同長。 本州(鳥海山、固有) 高山帯の草地 2011年8月20日 山形県鳥海山 中・花、下・葉 同 上 鳥海山の名を架す名花で、鳥海山の高山帯に生える固有種で、薊坂の地名もあるくらい多産する場所もある。 花期は薊の仲間ではやや早く、旧盆の時期を過ぎると終わっている花が多い。 しかし、庄内平野を挟んで南北にそびえる鳥海山と月山、指呼の距離のように感じるが、花はそれぞれの山に固有の種があるのは、山の形成時期の違いもあるのだろうが面白い。 いずれにしても、花好きとしては一度は訪れたい花の名山である。 同じ科の仲間の花 |
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