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- 科名・属名 : キク科 シオン属
注.APG分類ではウラギク属、学名(Tripolium pannonicum)
- 特徴 :
草丈25〜55cmの2年草。
葉は互生し披針形で、長さ6.5〜10cm。表面はやや光沢があり、基部はやや茎を抱く。
頭花はやや散房状に多数つき、径約2cm。舌状花は淡紫色、筒状花は長さ8〜9mm。そう果は扁平な狭長楕円形で、長さ2.5〜3mm。
冠毛は花時は5mm、花が終わると14〜16mmに伸びる。
別名 ハマシオン
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西の太平洋岸)〜九州 (国外:アジア、ヨーロッパ、アフリカ北部) 海岸の湿地
- 花期 : 8〜11月
- 撮影月日・場所 :
2005年11月13日 山口県光市 中 1998年10月11日 千葉県長生郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2005年11月13日 山口県光市 下左・総苞 2010年10月11日 愛知県渥美半島 下右・葉 2015年10月14日 大分県宇佐市
- 撮影記 :
海岸近くの湿った場所で葉を厚くしたり、光沢を持ったりして海岸の厳しい気候に対応した海岸型の植物というのは数多くある。しかし、時には直接海水に浸るような特殊な環境に生える植物はそう多くない。
この花は、満潮時には根元が海水に浸るような海のそばに生える植物はいくつかあるが、大きく美しい花は他には思いつかない。
秋も深まると陽の傾くのも早い。斜光線でやや赤みを帯びた花は、地味ではないのに何だか寂しさを感じるのは、私だけだろうか。
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