ウスゲタマブキ(薄毛珠蕗)

Cacalia farfaraefolia


ウスゲタマブキ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈50〜140cmの多年草。
     茎には若い時、くも毛がある。
     葉は三角形で長さ10〜15cm、幅13〜21cm。質は薄く、表面に粗い毛が散生し、裏面には薄くくも毛がある。葉の基部は心形、長い翼のない葉柄があり、葉腋にむかごがつく。
     頭花は円錐花序になり、初め黄色で後に褐色となる小さな花が多数つく。総苞片は5個で白色。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州
     山地の林下

  • 花期
  • :  8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年10月13日  長野県小諸市
     中上・花序    同  上
     中下・花 2014年8月30日  石川県白山麓
     下左・ムカゴ、下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  10月ともなると、キク科の花のオンパレードとなる。
     あるベンケイソウ科の花を探しに出かけた長野県の山も、道端は色々な種類のアザミやトウヒレンの仲間が咲いていた。
     同じように山道際に咲いていたこの花、筒状花は最初は黄色であるが、すぐに褐色になるため、汚れた感じの花に見える。
     上の写真ではわかりにくいかもしれないが、葉腋に下左のようなムカゴがついている。

    花

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花

花

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