ヤハズヒゴタイ(矢筈平江帯)Saussurea triptera |
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草丈30〜55cmの多年草。 茎は直立して上部で分枝し、翼と軟毛がある。 根出葉や下部の葉は、卵形〜卵状長楕円形で、長さ5〜13cm。長い葉柄があり、両面には縮れ毛、縁は微鋸歯があるものから羽状中裂するものまで変化が多い。茎葉は上部の程ほど小さく、葉柄もない。 頭花は散房状に7〜24個と多数つき、花冠は淡紅紫色で長さ約1cm。総苞は筒形で長さ11mm程度、総苞片は5列、外片は内片の1/2の長さで先は尖り、黒紫色。 本州(中部〜関東地方) 低山〜亜高山の草地、林縁 2004年8月22日 山梨県富士山 下・花 2005年9月3日 山梨県北岳 亜高山〜高山帯には何種かトウヒレンの仲間があるが、この花は高山でも稜線付近でなく、もう少し標高の低い場所で見られる。 草丈が50cm程度とやや高く、茎にはっきりした翼があるのでわかりやすい。 富士山中腹と北岳に登る途中の登山道際で見かけたが、花を撮影するつもりでないと、ザックを下ろす気にならない場所だった。 同じ科の仲間の花 |