ヤクシマアザミ(屋久島薊)

Cirsium yakushimense


ヤクシマアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈30〜30cmの多年草。
     葉は線状披針形で長さ17〜27cm深く中裂し裂片は6〜9対ある。先は狭くて鋭頭、基部は茎を抱かない。
     花はやや小さく、花冠は紅紫色で長さ約16mm。総苞外片は長く伸び、開出する。

  • 分布・生育地

  •  鹿児島県(屋久島)(固有)
     山地のやや湿った場所

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月3日 鹿児島県屋久島
     花アップ  同 上

  • 撮影記

  •  屋久島の山に登ると、刺の鋭いアザミが登山道沿いに現われてくる。
     アザミの種類は多いが、屋久島の高地で見かけるアザミは全て本種である。
     葉が細くて刺が鋭く、先が細長く伸びて尖り、舌状花の数がやや少ないのが特徴である。
     見てのとおり刺だらけなので、積極的に触ろうという人はいないだろう。

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花アップ