ヤマヒヨドリ(山鵯)

Eupatorium variabile


ヤマヒヨドリ

  • 科名・属名
  • : キク科 ヒヨドリバナ属

  • 特徴

  •  草丈40〜100cmの多年草。
     葉は卵形で、長さ4〜7cm。長い葉柄があり、基部は切形かやや心形で、両面ともに毛も腺点もない。
     頭花は枝先にやや密な散房状につき、白色。総苞片は8〜9個、長さ4〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  四国、九州(奄美諸島まで) 山地の道端

  • 花期
  • : 9〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年12月25日 鹿児島県奄美大島
     下・花 1997年10月25日   同 上

  • 撮影記

  •  奄美大島の林道際で、立ち姿の格好いいヒヨドリバナが咲いていた。図鑑で見知っていたのですぐにこの花とわかった。四国から九州(奄美諸島まで)の分布で、目的の一つに挙げていた花だった。
     花や対生する葉はヒヨドリバナによく似ているが、葉が卵円形で幅広く葉柄がはっきりあるので、そのつもりで見ればすぐにわかる。
     遠くに出かけた時でも、いつも見かけるような花はついパスしてしまい、後で分布限定種と知って後悔することも度々だ。
     そう気軽には出かけられないのだから、事前によく調べておくことが必要だ。最近は書籍だけでなくネットという便利な情報ツールがあり、以前に比べ情報収集が楽になった。

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