ヤツタカネアザミ(八高嶺薊)

Cirsium yatsualpicola


ヤツタカネアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈70〜「150cmの多年草。
     茎は分枝しないか、上部で分枝しクモ毛がある。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は長楕円形で長さ10〜20cm、羽状中〜深裂する。葉の基部は茎を抱き、裂片の刺は長く1cm以上になるものもある。
     頭花は長い枝の先に2〜7個または単生し、下向きに咲く。総苞は広鐘形で径1.5〜3cm、紫色を帯び粘らない。総苞片は6〜7列、外片と中片は長くやや開出〜斜上する。
     別名 ヤツガタケアザミ

  • 分布・生育地

  •  本州(八ヶ岳連峰)
     亜高山〜高山帯の林縁、草地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1998年7月19日 長野県八ヶ岳
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  八ヶ岳は交通の便もよく高山植物も多い花の山であるが、雪が少ないため花期が早く、夏山シーズンの盛りの頃にはピークを過ぎている花が多い。
     しかし、この山の特産種も多く通いつめれば面白いのだが、どういうわけかあまり出かけることはなかった。
     久しぶりに出かけた八ヶ岳、なだらかな斜面の明るい草地で、咲き揃ったこのアザミに出会った。

    同じ科の仲間の花
花