ヨブスマソウ(夜衾草)Cacalia hastata subsp. orientalis |
|
草丈1〜2.5mの多年草。 茎の上部は円錐花序に枝分かれし、縮れた毛が密生する。 根出葉は花時には枯れ、茎の中部の葉は三角状ほこ形〜三角状腎形で、長さ25〜30cm、幅30〜40cm。葉柄は長さ9〜13cm、翼があり、基部は茎を抱く。 頭花は大きな円錐花序となって多数の花をつけ、白色の6〜9個の小花がある。総苞片は5〜8個。冠毛は白色〜汚白色。 本州(関東地方以北)〜北海道 深山、原野の沢沿いや湿り気のある林下 2009年8月21日 北海道札幌市 中・花 同 上 下・葉 2008年8月3日 群馬県尾瀬 大きいものは2mを越え、その巨大さに圧倒されるこの花。葉柄にはっきりした翼がつき、基部は茎を抱くので、他のコウモリソウ属の仲間とみまちがえることはない。 ただ、この花のピークは盛夏を少し過ぎた頃、かといって秋の花には少し早い時期、しかも意外と花の盛期は短い。 このため、なかなか思い通りの写真が写せていない。アップした写真も花期としては遅く、多くの花が茶褐色に変っている。 尾瀬などでもよく見られるが、他の花との兼ね合いを考えると、この花だけを目当てには出かけにくい。 同じ科の仲間の花 |
|