ヨシノアザミ(吉野薊)

Cirsium nipponicum var. yoshinoi


ヨシノアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1.5〜2mの多年草。
     ナンブアザミの変種で、根出葉は花時には枯れ、茎葉は長狭楕円形で長さ20〜28cm。羽状中裂または稀に鋸歯状で鋭い刺針がある。葉の基部は茎を抱かず、表面には白班が入ることがある。
     頭花はやや総状に多数横向きか点頭し、花冠は紅紫色で長さ1.5〜1.8cm。総苞は鐘筒形で幅1から。2cm、総苞片は外片の刺針が短くやや反曲する。総苞は時に粘着する。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿〜中国地方)、四国  山野

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  1988年10月10日 和歌山県東牟婁郡
     下・花 2008年11月23日 和歌山県田辺市

  • 撮影記

  •  アザミはよく似たものが多く区別は難しいが、生える地域で一定判断する。
     このアザミは近畿地方で最も普通のアザミで、この地域で草丈の高いアザミはこのアザミと考えていいだろう。
     ナンブアザミの変種は関東にトネアザミがあり、最も広く分布するアザミらしいアザミである。

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花