ヒナギキョウ(雛桔梗)

Wahlenbergia marginata


ヒナギキョウ1

  • 科名・属名 : キキョウ科 ヒナギキョウ属

  • 特徴 :
     草丈10〜50cmの多年草。
     茎は細く縦筋があり、まばらに枝分かれする。
     下部の葉は互生、へら形〜倒披針形、長さ2〜4cm。上部の葉は線状披針形、少数で互生する。葉の先は尖り、基部は狭まって柄はなく、縁は白くてしばしば波状の鋸歯がある。
     花は枝先に上向きに1個つき、花冠は漏斗状鐘形で先は深く5裂し、青紫色、長さ5〜7mm。萼裂片は披針形、長さ3〜4mm。長さ20cm程度の長い柄がある。
     果実(刮ハ)は直立し、倒円錐形で長さ6〜7mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜沖縄、小笠原 (国外:朝鮮、中国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド、北アメリカ(北東部))
     日当たりのいい原野、堤防、低山

  • 花期 :   5〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2003年9月5日  高知県幡多郡
     中上・全体2 2018年4月21日  鹿児島県屋久島
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花、左下・果実(刮ハ)、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     これまで、堤防の上、海岸や谷川の岩上などいろいろな場所で見かけた。
     ひょろひょろと細く伸びた茎の先に小さな花を咲かせるため、風の影響をモロに受けて撮りづらいこと甚だしい。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ヒナギキョウ2

花

果実