ミゾカクシ(溝隠)

Lobelia chinesis


ミゾカクシ1

  • 科名・属名
  • : キキョウ科 ミゾカクシ属

  • 特徴

  •  草丈10〜15cmの多年草。
     茎は細く地面をはって伸び、節から根を出して増える。
     葉はまばらに互生し、披針形で、1〜2cm、波状の鋸歯がある。
     花は葉腋から長い花柄を出し、白色で淡紅紫色を帯びた花を1個つける。花冠は5つに深裂し、裂片の先は尖る。

  • 分布・生育地

  •  日本全土  田のあぜや溝際

  • 花期
  • : 6〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1998年9月6日 千葉県市原市
     中 2006年8月6日 沖縄県石垣島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  田のあぜや溝の近くなど湿った所に群生している。
     茎が地面を這って広がり、根を下ろして増えるので群落となることから、この和名が付けられている。
     稲刈りが終わってしばらくたった水田は、米の収穫前には嫌われた雑草の天下だ。意外に多くの種類の花がある。
     中には、見たこともない植物にお目にかかれるかもしれない。もっとも帰化植物が多いのが癪に障るが。

    同じ科の仲間の花
ミゾカクシ2

花