モイワシャジン(藻岩沙参)

Adenophora pereskiaefolia var. moiwana


モイワシャジン1

  • 科名・属名 :
     キキョウ科 ツリガネニンジン属

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの多年草。
     根出葉は、腎形または卵心形で長い柄がある。茎葉は、普通3〜4個が輪生(時に互生または対生)し、披針形〜卵形で長さ2〜8cm。先は尖り、縁には鋸歯がある。
     花は総状花序となり、花冠は広鐘形、長さ約2cm、淡紫色または白色で、花柱は花冠から少し突き出る。萼裂片は披針形で鋸歯がない。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(東北地方)  山地の岩場

  • 花期 :   7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     1992年7月14日 北海道知床半島
     中 2014年7月11日    同  上
     下左・花、下右・葉   同  上

  • 撮影記 :
     札幌市にある藻岩山にちなんで和名を付けられように、北海道では割合によく見られる。
     この写真はオホーツク海を見下ろす岩上で見つけたもので、山の岩場だけでなく、こんな場所でも見らる。
     周りに見える切れ込みの多い葉は、北海道東部・北部の特産種エゾノヨモギギクである。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
モイワシャジン2

花