ソバナ(岨菜)Adenophora remotiflora |
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草丈50〜100cmの多年草。 茎は直立するが上部で傾き、時に上部で分枝する。毛はないものが普通も、時に長毛のあるものがある。 葉は互生し、長い柄があり、卵形〜広披針形で薄くてやわらかく、縁に粗い鋸歯がある。 花は茎頂にまばらに円錐花序につき、垂れ下がる。花冠は淡青紫色で、先端が広がった鐘形、長さ2〜3cm、先はやや反り返る。花柱は花冠から突き出ない。 花が白いものがあり ●シロソバナ(f. leucantha)という。 本州〜九州 山地の斜面 1996年8月18日 東京都三頭山 アップ 1979年8月16日 山梨県北岳山麓 南アルプスの北岳から下山する際、あとわずかで登山口というあたり、暗い中登ったため気づかなかったこの花が咲いていた。 割合に見かけそうな花に見えるものの、比較的深い山でないと見かけることは少ない。 和名の由来は、葉が蕎麦の葉に似ているためとか、岨(切り立った崖)に生えるためだとか、諸説ある。 同じ科の仲間の花 |