チシマギキョウ(千島桔梗)

Campanula chamissonis


チシマギキョウ

  • 科名・属名
  • : キキョウ科 ホタルブクロ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     根元から出る葉は束生し、長楕円形または倒披針形で、長さ2〜4cm。厚くて、表面は光沢があり、縁には波状の鋸歯がある。
     花は茎頂に1個つき、青紫色で筒状の花が横向きに咲く。萼片は全縁で、筒部とともに長毛が生える。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     高山の砂礫地や岩場

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1976年7月25日 長野県白馬岳
     下 1979年8月15日 山梨県北岳

  • 撮影記

  •  キキョウ科の高山植物の代表といえば、この花とイワギキョウだろう。
     高山の岩場で小さな草丈に似合わない大きな花を咲かせる。
     よく似たイワギキョウとは、花冠が横を向いて咲き、毛が密生するなどの違いがある。色も青紫色というより紫色が濃い感じである。

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チシマギキョウ