カオリカズラ(香葛)

Thunbergia fragrans


カオリカズラ1

  • 科名・属名 :
     キツネノマゴ科 ヤハズカズラ属

  • 特徴 :
     長さ3〜5mのつる性の多年草。帰化。
     茎は絡みつくように伸びる。
     葉は対生し、葉身は三角状長卵形、長さ5〜10cm、幅3〜5cm。先は微尖頭、基部は切形でわずかに凹み、縁は全縁でゆるく波打つ。表面は剛毛があってざらつき、裏面脈上にも毛がある。
     花は葉腋につき、花冠は白色で中央部は薄く黄味を帯び、径5〜6cm。筒部は扁平で2個の苞葉に包まれる。花柄は長さ約2cm。
     果実は扁球形で径約7mm、先は嘴状になる。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(インド〜スリランカ原産) (国外:熱帯、亜熱帯地域に帰化)
     道端、空地

  • 花期 :   4〜11月(一年中?)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2017年11月6日  沖縄県名護市
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     名護の市街地の外れ、道端や堀を覆うようにこの植物が広がり、白い花をいくつか咲かせていた。
     沖縄には本土では見られない帰化植物が多いがこの花は初めてで、地元の花仲間に聞くと「カオリカズラ」という園芸種で、最近逸出しているとのことだった。
     花に香りがあることからカオリ(香り)と和名がつけられているが、沖縄で野生化したものは香りがないとのことだ。

  • 葉

    葉(表)

    葉(裏)

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カオリカズラ2

花