ケブカルイラソウ(毛深るいら草)

Ruellia squarrosa


ケブカルイラソウ

  • 科名・属名 : キツネノマゴ科 ルイラソウ属

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの多年草。園芸逸出。
     匍匐し、地中深く根を伸ばす。
     全体に白色の長毛を密生し、触るとざらつく。
     葉は対生、葉身は披針形、先は鋭形〜鈍形、基部はくさび形、縁は緩やかな波状縁。葉柄は約1cm。
     花は葉腋に単生し、径2〜4cm、藤色〜紫色。花弁の先は5裂し、2本の白条がある。苞は2個、長さ約1cm。萼は5裂し、裂片は線状披針形、長さ約1.5cm。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:熱帯域で広く栽培される)
     道端

  • 花期 :  5〜10月?

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2019年5月8日  沖縄県西表島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     西表島の滝を廻る有名な観光コース、遊歩道の入口まで船で渡るが、連休明けということや朝一ということで乗客は少なかった。
     人が少ないのでゆっくりと植物やシダを観察、撮影しながら歩く。
     滝近くの遊歩道際でどうみても園芸植物としか思えない花が咲いていた。
     植栽とは考えられないので、撮影し帰って調べると、やはり園芸種で1970年代に沖縄に入ってきたものと推測されていた。
     種子による繁殖が旺盛で、根が地中深くまで伸びることから駆除が難しく、急速に広がっているようだ。
     ここにあるというのは、多分観光客について運ばれたものだろうが、それにしてもこんな場所にもと恐ろしくなった。

  • 同じ科の仲間の花
花

葉