ウロコマリ(鱗毬)

Lepidagathis formosensis


ウロコマリ

  • 科名・属名
  • : ゴマノハグサ科 ウロコマリ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎はやや木化して硬く、直立する。
     葉は卵状楕円形〜長楕円形で長さ5〜16cm、幅2〜6cm、先は鋭く尖り、波状の鋸歯がある。
     花は枝先または葉腋から1cm程度の花柄を伸ばし、その先に円筒状の小さな花が密集した穂状花序をつける。
     花冠は白色、筒形で先は唇形となり、上唇は先が浅くへこみ、下唇は3裂する。
     苞や萼には軟毛があるが、腺毛はない。

  • 分布・生育地

  •  沖縄  常緑樹林下

  • 花期
  • : 11〜4月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年3月20日 沖縄県西表島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  林道脇で咲き始めていた小さな白い花。同行のY氏が「何て言ったかな。リュウキュウのつかないやつ」と言われた瞬間、どういうわけかこの名前が口に出た。
     実物も写真も見たことのない花であったが、見たいという気持ちが花に伝わったのだろうか。
     和名の由来は、花穂にある苞が鱗のように密集するところからきているようだ。
     初めて見たときは1花しかなかったので、2006年春、撮り直ししたが、今度はやや遅かった。

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花アップ