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- 科名・属名 : キツネノマゴ科 ヤハズカズラ属
- 特徴 :
長さ3〜5mになるつる性の多年草。園芸逸出帰化。
茎は剛毛が密生する。
葉は対生、葉身は矢じり形で長さ8〜12cm。先は鋭形〜尖鋭形、基部は心形、縁は全縁。葉柄は長さ4〜10cmで翼がある。
花は葉腋から出た長さ約5cmの花梗の先に1個つき、花冠は径約3cm、先は5裂し、橙黄色で筒部は黒紫色で、船形をした2個の苞葉に包まれる。
果実(刮ハ)は扁球形、中央部に長さ約1cmの嘴状の突起がある。
- 分布・生育地 :
園芸逸出帰化(アフリカ南部原産)(沖縄、小笠原諸島に帰化) (国外:ハワイ、オーストラリア、東南アジアに帰化) 道端
- 花期 : 1年中?
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2011年6月26日 東京都小笠原諸島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
世界遺産に登録された小笠原諸島は海洋島であったこともあり、固有種は多いものの植物の種類は少ない。
帰化種についても同様で、同じように南方にある沖縄諸島に比べると、帰化の種類は少ないものの変わった帰化種も見られる。
この花もその一つで小笠原では道端や荒地でよく見かけた。
園芸種として導入され、図鑑によると沖縄では橙黄色の他、白色などの花も見られるようだが、まだ沖縄では逸出帰化したものは見ていない。
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