ヤナギバルイラソウ(柳葉るいら草)

Ruellia simpiex


ヤナギバルイラソウ1


  • 科名・属名 : キツネノマゴ科 ヤナギバルイラソウ属

  • 特徴 :
     草丈90〜100cmの多年草。逸出帰化。
     地下にランナーを伸ばす。
     葉は対生、葉身は線形〜披針形で長さ10〜30cm。葉脈は紫色を帯び、縁には鋸歯があり、葉脈は紫色になる。
     花は葉腋からでた花茎の先につき、漏斗型で径約5cm、淡青紫色で先は5裂する。
     果実(刮ハ)は長細く長さ約2.5cm、熟すと縦に2裂し、種子を飛ばす。
     別名 ムラサキイセハナビ

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(メキシコ原産)(沖縄、九州、四国南部などに帰化) (国外:不明)
     道端、荒地

  • 花期 :  7〜11月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2006年8月6日  沖縄県宮古島
    (上は拡大写真あり、写真をクリック)
    中・花序    同  上
    左下・花 2012年9月2日  沖縄県西表島
    右下・葉 2006年8月6日  沖縄県宮古島

  • 撮影記 :
     沖縄の道路端や荒地で、細長い葉と少しシワの多い淡紫色の大きなこの花をよく見かける。
     1974年ごろアメリカ軍の駐留部隊が非意図的に持ち込んだとされ、路面のわずかな隙間にも入り込んだり、潜水状態でも育つなど適応性が強いため広がったものとされる。
     最近は増えているようで、「日本帰化植物図鑑(第2巻)」(全国農村教育協会刊)にも、沖縄以外でも九州や四国南部で雑草化しているとあった。

  • 葉

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花序

花