ビロードムラサキ(天鵞絨紫)Callicarpa kochiana |
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クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 高さ2〜3mの常緑または落葉低木。 若枝は径5mm程度と太く、淡黄褐色の羽状分岐した長軟毛が密生する。 葉は対生し、狭長楕円形〜広披針形で、長さ15〜30cm、幅4〜10cm。両端は鋭く尖り、縁には不揃いな細かい鋸歯がある。表面は若いときだけ星状毛があり、裏面は脈が隆起し、淡黄白色の星状毛や羽状毛が密生する。 花は葉腋から集散花序を出して多数の花をつけ、花冠は淡紅紫色で長さ約3.5mm、上部で4裂する。雄蕊は4個と雌蕊1個は花冠から突き出る。 果実(核果)は球形で、径約2mm、白く熟し、下部は萼に包まれる。 本州(紀伊半島)、四国(南部)、九州 低山の林内、林縁 果実 2013年2月8日 高知県安芸郡 下・葉 同 上 大寒波の襲来で、南国土佐の海岸近くの林縁でも震え上がるほどの寒い日だった。 その林縁、ムラサキシキブの仲間では珍しく白熟する小さな果実が、毛深い萼に包まれてビッシリ着いていた。 花は淡紅紫色で変わらないとのことで、花期である夏に訪れたいなと思った。 同じ科の仲間の花 |