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- 科名・属名 : クマツヅラ科 クサギ属
注.APG分類では、シソ科(LAMIACEAE)、属名以下学名変わらず
- 特徴 :
高さ1〜2.5mの落葉低木。逸出。
地下茎で増えて群生し、枝や葉には強い臭気がある。
葉は対生、葉身は広卵形〜心形、長さ7〜15cm、幅5〜14cm。縁に不揃いの鋸歯があり、両面の脈上に細毛があってざらつく。
花は枝先に球状に集まり、径6〜10cmの集散花序となり、紅紫色〜淡紅紫色の小さな花を多数密生する。花柄は長さ約2mmとごく短い。花筒は長さ約2.5cm、花冠裂片は那覇差3〜5mm。
果実(核果)は球形、径約1cm、紫色に熟す。
日本本土では冬期地上部が枯れる。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(中国(南部)原産)(園芸用に植えられたものが一部野生化) (国外:中国(南部)の自生地以外でも栽培品が一部野生化) 道端、荒地
- 花期 : 7〜8(〜11?)月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2010年8月1日 高知県安芸郡 中上・全体2 2023年11月2日 東京都八王子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
高知県の山間部、寂れた神社の林下でシダを撮影し、県道脇の橋まで戻った。
ふと川原を見下ろすとアジサイに似た変わった花が咲いていた。
帰化だろうとは思ったが和名がわからず、後で調べて中国原産で観賞用に導入されたこの花とわかった。
その後多摩丘陵の谷戸の奥の藪でも見かけたが、栽培品からの逸出野生化したものが所々で見られるようだ。
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