ハマクサギ(浜臭木)

Premna microphylla


ハマクサギ

  • 科名・属名
  • : クマツヅラ科 ハマクサギ属

  • 特徴

  •  高さ2〜10mの落葉小高木。
     葉は対生し、広卵形〜卵状楕円形で、長さ4〜12cm、幅2.5〜7cm。質は薄く、先端は短く尖り、基部は葉柄に流れ、全縁であるが若木では数個の粗い鈍鋸歯がある。葉柄は長さ0.5〜1.5cm、揉むと臭気がある。
     花は枝先に円錐花序となり、まばらに淡黄色の花をつける。花冠は筒状で長さ5〜10mm、上部は4裂する。
     果実は球形で径約4mm、黒紫色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州
     海岸沿いの林縁

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年6月2日 佐賀県西松浦郡
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  2日間降り続いた雨もやっと止み、傘なしで撮影できるようになった。
     雨の日の撮影は、ピーカンの晴天の日より植物の撮影条件としてはいいが、花弁に雨がたまっていたり、くっついてしまうのが難点だ。
     こんな時は小さな草本の花より、木本の花のほうが撮りやすい。そんな目で道路際を見ていくとこの花が目に止まった。
     草本だけを撮影していたときは気がつかなかっただろう小さな花、レンズを通してみるとかわいい花だった。

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花