イワダレソウ(岩垂草)

Lippia nodiflora


イワダレソウ

  • 科名・属名 : クマツヅラ科 イワダレソウ属
     注.APG分類では、イワダレソウ属の学名(Phyla)

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     茎は長く砂の上を這い、節から根を出して広がり、増える。
     葉は対生し、倒卵状楕円形で長さ1〜4cm、幅0.5〜1.8cm。上半部に粗い鋸歯があり、圧毛がある。
     花は葉腋から花茎を伸ばし先端に円柱状の穂状花序をつけ、花は扇状の苞の間につき、花冠は紅紫色でやや唇形、直径約2mm。
     果実(分果)は広倒卵形、長さ約2mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地地方南部以西)〜沖縄 (国外:世界中の亜熱帯〜熱帯域に広く分布)
     日当たりのいい海岸

  • 花期 :   7〜10月(南西諸島は春も)

  • 撮影月日・場所 :
     1995年9月24日  神奈川県三浦半島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花1    同  上
     下左・花2 2012年10月15日    同  上
     下右・葉 年月日    同  上

  • 撮影記 :
     海岸の砂地や岩場に茎を伸ばし増えるため、地面を覆うようにして生えている。関東でも三浦半島などで見ることができる。
     花茎の先に円柱状の花穂をつけ、小さな花が輪状に咲きあがっていく様子は、花の小ささとも相俟ってなんとも言えず可愛い。
     本州では夏から秋の花であるが、沖縄では春先もう小さな花を咲かせていた。

  • 葉

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花1

花2