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- 科名・属名 : クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
注.APG分類では、シソ科(LAMIACEAE(LABIATAE))属名以下学名変わらず
- 特徴 :
高さ3〜7mの常緑小高木。
葉は対生し、長楕円形〜広卵形で、長さ7〜15cm、幅5〜9cm。先は鋭形、基部は円形またはくさび形、縁には細かい鋸歯があり、表面には光沢がなく、裏面には細かな腺点と星状毛が散生、側脈は7〜12対ある。
花は雌雄異株で、葉腋から出る花柄の先に径4〜5cmの集散花序となって多数つく。花柄は1.5〜3cm。花冠は紅紫色で先は4裂する。雄花は4本の雄しべが外に飛び出し、雌花は花柱が不稔の雄しべとほぼ同長で、柱頭は2裂する。萼は鐘状杯形で5歯がある。
果実(核果)は球形で径約4mm、10〜11月に紅紫色に熟す。
- 分布・生育地 :
小笠原諸島 (国外:日本固有) 林縁、裸地
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年6月26日 東京都小笠原諸島 中・全体2 2011年6月28日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2011年6月26日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
小笠原諸島には3種のムラサキシキブの仲間があっていずれも固有種であるが、多くの島に分布し比較的よく見られるのがこの花だ。
3種ともこの花から分化したようで、林縁や裸地の明るいところで見られるのがこの花、林内のやや湿った場所で見られるのがシマムラサキ、風衝地の岩場で見られるのがウラジロコムラサキのようである。
後者2種は個体数が極端に少ないようで、残念ながら目にすることはできなかった。

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