|
- 科名・属名 : クマツヅラ科 ハマゴウ属
- 特徴 :
高さ2〜3mの落葉低木。逸出帰化。
葉は対生し、掌状複葉で小葉は3〜5個、頂小葉は楕円状披針形〜披針形、長さ5〜10cm。先は尖り、基部はくさび形で全縁かわずかに鋸歯がある。裏面には白色の短毛が密生する。側小葉は頂小葉と同じか基部近くは小さくなる。
花は枝先に長さ10〜30cmの円錐花序となり、淡紫色の小さな花を多数つける。花冠は唇形で有毛、下部は筒状、長さ約8mm、上唇は2裂、下唇は3裂し、中央裂片は大きい。
果実(核果)は球形、下半部はが大きくなった萼に包まれ、黒熟する。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(アジア・アフリカ原産) (国外:台湾、中国〜東南アジア〜アフリカの熱帯・亜熱帯域) 河畔、荒地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2018年6月30日 神奈川県川崎市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
遠くに花見に出かけない時は、自宅近くの多摩丘陵や多摩川のブラつくことが多い。
特に多摩川の河畔や堤防には捨てられたのか、上流から流れ着いたのか帰化植物が多く、園芸種の逸出も多い。
梅雨の晴れ間、この時期は暑すぎてあまり訪れることのない多摩川を散策する。
すると見たことのない花が川岸に生えていた。帰化であることは間違いないし、場所から考えて植栽でもないと思い撮影した。
帰って調べるがこの花が掲載されている図鑑は少なく、やっと本種ではないかと判断した。
葉に鋸歯がないことからニンジンボクではないと思い、セイヨウニンジンボクにもよく似ているが小葉の数が少ないことで本種としたが断定はできない。
同じ科の仲間の花
|